高地に出かけていたので、この湿度と暑さに堪えてますが、 汗を掻き易い季節になったので、喜んで汗を掻いています^^ さて、昨夜の答えですが・・・・ 万座温泉 日進舘 (旧万座温泉ホテル) 最近、テレビでも報道されている ホテル直営のバスツアーを使って、新宿発 ⇔ 宿 1泊2食 でゆっくり温泉で母と共に過ごしてまいりました。 標高1300メートルにある酸性硫黄泉、つまり白濁した硫黄の匂いを放つ温泉ですが、この関東内では、ダントツの温泉質であると思っています。 すでに4度目の私。そして、5年前に行ったことがある母が忘れられないと会う度に話していた万座に、1年ほど前から行けたら良いねーと話をしていたことを思い切り、今回のツアー参加となりました。 9種の温泉を愉しめるこの日進舘、源泉は3種、ただし、現在使用されているのは後で記しますが、1種を9種の温泉に色々変えて使用しています。 2時にチェックインしたあと、4時間半のバスの長旅(バスの移動中2カ所のトイレ休憩、SAと浅間酒造で・・持ち込み可能なのでよくルートを考えて、キックバックができるようになっていますね) は、母には堪えたらしく、2時間ほど部屋でゆkっくり休んで、長寿の湯へ。 久しぶりの濃い硫黄の香りのする温泉は、身体に沁み渡ります。 その後、夕食を摂りに食堂へ。 ビュッフェ形式の食事ですが、地産地消を意識して、スローフード的な食事ばかり。 つまり、おばんざい的なのですが、私と母にはこれが一番良かったりします。 ビュッフェだと、お肉沢山の大味といったところが多いですが、此処は野菜メインお魚お肉少々の身体に優しい食事となります。 女中さんが付いて、食事をサーブしてくれる個室のお食事も素敵ですが、気兼ねしないで親子二人がゆっくり愉しむには良い食事だと思います。 その後、宿泊客専用の万天の湯に入り、その後、ちょっと遠いのですが、極楽の湯へ。 この日は、本当は1日雨の予報でしたが、朝方強く降っただけで、昼前には青空が広がり、標高の高い万座もちょこっとガスってましたが、夜には晴れ渡りました。 この極楽の湯が、私の中では一番のお気に入りです。広い露天風呂に周りは何もなく、昼は一面観私が効き(外側から見られないか心配ですが)夜は、満天の星を望むことができます。 周りには数カ所の宿の明かりが灯すだけなので、星を望むのには最高の場所。しかも温泉入りながらですから^^ 中は複雑で、簡素な温泉に馴れない人には、抵抗があるかもですが、解放感は此処が一番だと思ってます。 この日は、雲も殆どなく、満天の星を拝め、久しぶりに天の川を見ました。(3年前の沖縄以来でしょうか) こちらが翌日誰もいないのを確かめて撮った女湯の極楽の湯。解放感あるでしょう^^ いずれの湯に入っても、関節の温まり方は通常の入浴では味わえないもの。 母も足・肩等の痛みが和らいだと言っていました。 翌朝は、早い予定もあり、疲れた2人は12時前には就寝していました。 翌朝5時半に目覚ましをかけ、6時前に入口に向かうと沢山の方で賑わっていました。 この朝早く何が有るかと云うと、ホテル従業員の案内付きで「早朝散歩」が、天候が悪くなければ毎朝行われるのです。宿泊客のお愉しみはこういった処へのイベント性も大きいのだと思います。(とはいえ、若干数他のホテルからの参加者もいらっしゃいましたが、少人数でなければ・・と皆さん賑わいつつ愉しんでいただければよいことですしね) 朝食前の小一時間ほどの散歩。今回は道路沿いに歩いていきました。参加者も高齢者もいて杖をつきつつ参加される方もいらっしゃってのコースを決められたかと思われます。前回は裏の山ルートでシャクナゲが満開の時期でした。 山菜採りの時期もあって、姫竹、ウドなど、道路沿いでも沢山にょきにょき出てきていますが、此処は国立公園内なので、石一つ持ち帰りはできませんが、一つ一つ野草の名を丁寧に教えていただきました。 東京では、桜の時に咲いていたスミレも此処では今の時期です。 山桜は先日咲き終わったとの事。雪一面に囲まれる万座は毎年3メートルの積雪に囲まれ、万座⇔志賀のルートは冬期閉鎖されるのです。やっと雪が溶けた万座は春がいっぺんに来ているのですね。 早朝散歩を終え、皆そのまま朝食会場に向かいましたが、私と母は気になる個所へ・・・ 極楽の湯を通り過ぎて、そのまま真っすぐ進むと5年ぶりに訪れた日進舘の名前の由来の「日進舘」つまり万座温泉の最も古い場所であり、源泉を引いている場所ですが・・・・ 5年前訪れた時には此処には、木造の「日進舘」鉄湯とラジウム湯がありました。 丁度湯畑の前辺りに。 此処は昔通りの湯治場で、「日進舘」は湯治場の宿場だったのです。 鉄湯とラジウム湯が湯治客が常用する温泉でした。 残念なことなのですが、2001年に鉄砲水が出て「日進舘」の宿場は使用されなくなり、とうとう2007年12月に鉄湯とラジウム湯も取り壊され、源泉は使われないままとされています。 そして、いずれは国有地となることが決められているそうです。 何の理由も説明のないままであることに、再来されたお客様は不満に思うところがあるはず、諸事情はあるかもですが、私自身も気になるところがあったので調べてみました。 この「日進舘」が創られた当時は苦湯の他、滝湯、真湯なども此処にあったようで、鉄湯やラジウム湯も男女別(5年前は日替わりで1つずつ)だったようなので、大きな規模の建物であったと想像できます。 この地区は国立公園内として建設関係は様々な規制が行われているそうです。 秋田県泥湯の例もあり硫化水素ガス危険エリア内の民間施設を排除したい国側の主張がありこのような形のなったのではないでしょうか? 実際、メインとして売りであった「日進舘」をなくすには、大きな痛手となるホテル側でもあり、5年前には記憶になかった、万天の湯と新館が増設されており、湯けむり舘、その他のトイレの老朽化が気になっていた物が全て改装されて、ウォシュレット式の最新のトイレに切り替えられています。 また、各洗い場には、高齢者、障害者用にと高い椅子に座ったまま身体を洗う場所も整えられてます。 これだけの費用がどのように入手されたかは、皆さんの想像にお任せ致します。 ホテル側の営業を継続するための苦肉の選択であったのかもしれません。 でも、やはり源泉である2つを手放すのはとても痛手な事ですね。 特にラジウム湯は、国内では数が限られており、一番有名な秋田の八幡平の玉川温泉は、癌治療の湯治場として皆さん助けを求めて通っています。一度立ち寄り湯で訪れたことがありますが、やはり湯治場の空気が流れ、皆さんそれぞれの理由を抱えて、ゴザを抱えて必死に湯治されている姿を見るとこうして、ひとつのラジウム湯が無くなってしまうことをとても悲しく思うのです。 せめて、国から利用権利を借りるという名目でラジウム湯を上に引っ張ることができないのでしょうか?実際、ラジウム湯だけを引っ張ることで、それぞれの効能の率は低下するでしょうけれど、(ラドンという気体を入浴中に呼吸により肺から吸収することによって血液によって全身を駆け巡り、ラドンから発せられる放射線により、治療効果を得るそうです・・・ということはガス中毒の危険性も大ということになるので国側は良しとしないのかもですね) 昔からの湯治場としての、空気はまだまだこの「日進舘」には残っています。 きちんと湯治コースも格安にして残していますし、現に入浴中独りで泊まっていらっしゃるお方が気軽に声をかけてくださり、温泉の浸かり方や自分のお身体のことをお話ししてくださります。(自分の職業を話すようなことはしませんでしたが) 温泉が好きで全国各地の温泉を周った時期があり、混浴、管理人のいない無人無料の温泉、有名な湯治場も入らせていただく機会がありました。いずれ、自分が老いて身体の自由が利かなくなった時、湯治場に長期の滞在をしてみることが夢だったりしてます。 特に湯治場の空気は、皆一心に治されようと頑張っていらっしゃるのを見て考える物があります。 安全は必要な物、でも、国民の健康と歴史ある物に対しての保存をどうすべきかも考えるのが国・行政であって欲しいと望むばかりなのです。 ちょっと難しい話になってしまいました。 下に降り切って道路に出ると、母が気になっていた「牛池」があります。 遠目から見ると、エメラルドのような色に惹かれるのですが、 透明度の高い透き通った、雪解け水が流れ込む池です。 鶯とカッコウとカエルの鳴き声だけが響く静かな池で、とても道路沿いにあるとは思えません。 (動画で撮ってみたのですが、音声はいま一つだったのでUPはなしです^^;) ホテルに戻ると 最近ドラマが映画化され放映したばかりの「ねこタクシー」 のような、三毛猫がいました。(この子は雌だと思いますが)多分歯肉炎をおこしているのでしょう、舌をしまう事ができず、いつも出したまま。とても人懐こい子でいつまでもなでてとお腹を出していました。 やっと朝食へ。 同じくビュッフェ形式。和食と洋食がそれぞれあり、自分の食べたいものを取っていきます。 小一時間散歩して、更に小一時間プラスしたのですから、2人ともお腹はぐーぐー。 たっぷり時間をかけて食べることができました。 汗も掻いたので、その後 万天の湯 で、さらっと入り。 チェックアウトを済ますとバスの出発の15時まで休憩所兼荷物置き場に通されます。 その後の行動は自由。私たちは、ホテルから出ずに、温泉と昼食をゆっくり過ごしました。 2日間に6度の入浴。かなーり十分と思われます^^ 専用のバスに15時に乗りこみ、往路は妻恋牧場の万座ハイウェイルートで残念だと思っていたのですが、復路はなんと別ルートの白根火山ルートで!! 私このルートが大好きなのですよ~。 丁度、英国の湖水地方のUllswater ~ Windermere のような、切り立った谷を降りて行くような感覚がとても似ています。 もうこれだけで十分満足感を得られました。このバスツアー、宿の送迎だけでなく、色々考えてくださっているところが泣かせます^^ 実際には考えられない金額で提供してくれるこのバスツアー、食事が良くないとか、宿泊施設が良くないとかチラホラ正直言いますと、聞きました。 それでもリピーターが全宿泊の1/3という確率はなぜであるかを、きちんと考えれば自ずとして答えが出てくると思います。 何が贅沢なのかは、それぞれの価値観がありますから。 私としては、お金に替えられない価値がこの万座温泉 「日進舘」にはあると思っています。 また、来年に行こうと母と約束をしました。正直言って、1年で体調を此処まで回復できた母が素晴らしいと思っています。強めの温泉、標高の高さ、長距離の移動などを考えると1年前では本人は想像できなかったと思いますから。これを継続して愉しむということが母の目標ですね。 Relaxation Salon Skye の HP 足跡代わりに1日1回ワンクリックお願いいたします。 もうひとつもよろしくお願いいたします。 にほんブログ村 Top▲ |
by kikuamrus
| 2010-06-19 22:13
| 散策・遊び
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