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10月深大寺散策 - 雨の中の黄金の幸福感 -
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待っていてくれました





10日ほど前から咲き始めていて、散ってしまうのかとヒヤヒヤ
しかも、9日当日は雨・雨・雨・・・・


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深大寺、元三大師堂正面に大きな金木犀の木が花を咲かせています。

初めて訪れた際、この大きな金木犀の木をみつけた時・・・
この姿を想像して、気絶しそうになりました(笑)

この香りが境内に拡がる姿を想像したら・・・と、想いを巡らせ2年強待ちましたとも!!
金木犀の花を待ちわびて、この9日に設定したのですからっ

昨年は、咲ききって、金木犀の花々が下に散ったのを見ただけ、
今年こそはと願っていたものです。
雨なんて、なんのそのっ。母が道中ぶーたれていても、引っ張って行ってみたら、
うっとりっ


樹齢100年程(不明)の老木だそうで。


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幹の元には、、深大寺のお札にある、比叡山延暦寺の中興の祖である良源:通称 元三大師(がんさんだいし)が、鬼の姿に化して疫病神を追い払った時のお姿(鬼大師、角大師)の石像が祭られてあります。

何処かで見たなーと思いを探らせてみれば、京都 大原三千院 の お札  と似ていて、起源はやはり同じ^^


昨年の中開帳で、購入した記念のお札はこの鬼の姿をしています。


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雨脚は多少強いのですが、金木犀の木の下に降りると、雨は落ちて来ず。
湿った感じで、香りはやや抑え目の金木犀。
それでも、香りに包まれる感触は幸せそのもの。

「ゲゲゲの女房」、バラフェスティバル初日の9日、雨でも沢山の観光客の訪れがありましたが、この金木犀の存在にあまり目をくれる人が少なかったのですが、母と二人して木の幹に身体を寄せているのをみて、やっと皆さん気が付いたようで、徐々に集まってきました。

30分ほどたたずんで、10分ほど甘えさせていただいて、木の幹に手を添えて少し話をさせて頂くというか、エネルギーを感じさせて頂きました。ありがとうございます。

中国の桂林から渡ってきたという、金木犀。
中国では、お酒やお香に使われ親しまれています。

実際日本に来たのは、案外新しく江戸時代と言われています。
しかし、ギンモクセイ(銀木犀)やウスギモクセイ(薄黄木犀)の伝来時期は定説がないようです。

一説にそれらは日本の在来種という説もあるようです。
天然記念物「三嶋大社の金木犀」は正確にはウスギモクセイ(薄黄木犀)は推定樹齢1200年と言われ有史以前から日本にも木犀が存在したかもしれません。


日本に拡がっている金木犀は殆どが雄木のため、実を残さず、挿し木で増やしているようです。金木犀自体が、銀木犀の変種と云われていますが、1本の変種がこうして日本各地に広がっているのはとても愛されているということですね。


また、お寺に多くあることを指しているのは、仏教ととても関連の多いからでしょう。
元々、中国で金木犀の御香が作られていることも繋がりがあるからでしょうし。


宗教と香りの関連性が非常に強いのは、やはり嗅覚が本能的に響く大脳辺縁系へダイレクトに繋がり、海馬を通して幸福感の記憶を呼び起こします。
この幸福感を利用しているのは効果として狙っているのは確かでしょうし。

宮川校長がよく言っていた「生の香りは良い香り、死の香りは悪い香り」と直結として分かりやすく、宗教が用いたのだと想像いたします。

西洋キリスト教諸々の宗教儀式に多用されていた香り。
同じく東洋でも、仏教が発生する前から、使われていた御香。インドからネパール、チベット、中国、韓国と日本へ渡って来た物のひとつ。大きな文化交流として宗教と共にお香が渡ってきました。

宗教儀式として多くの香木や動物性、植物性の香りが伝えられ、日本伝来の香りも発達していきます。

こうして、私たちが愉しむアロマテラピー、東洋の香りとしても多くの幅広い香り、日常の香りとして存在し、喜ぶ幸福感をもたらせてくれることを感謝しつつ。


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明日で、このブログも2周年を迎えますが、大好きな金木犀の記事をUPすることで迎えられるのもまた、幸せな事です。皆さまありがとうございます。


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